4Dエコーで赤ちゃんの顔を見る。染色体に異常はあっても、所見は問題なし

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【第15話】只今、妊娠15週6日(妊娠4ヶ月目)

「絨毛検査の結果が遅れている」との連絡を昭和大学病院から受けてから、3日後。かかりつけの産婦人科での、定期検診の予約が入っていた。

この日、僕は付き添えなかったので、妻がひとりで産婦人科へ向かった。

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4Dエコー(超音波検査)で、お腹の赤ちゃんとご対面

妻がお世話になっている産婦人科は、すぐれたエコー検査が導入されている。

一般的なエコー検査は、平面的に胎児の様子を撮影するのだが、ここでは4Dエコーといい超音波を使って立体的に赤ちゃんをリアルタイムに映し出してくれる。医師がお腹にセンサーを当てると、モニターには赤ちゃんの顔や手がリアルに表示されるのだ。

妻は、お腹の赤ちゃんと初めて対面した。

目も、鼻も、口もあって、可愛い手足もある。それらがリアルタイムに動画として映し出される。

実はこの4Dエコー、医療的には不要なのだそうだ。旧来のエコーで、胎児の全身や心臓などの臓器をチェックし、発育を評価することができる。4Dエコーは、患者さんへのサービスとしての位置付けらしい。

僕は、帰宅した妻から、4Dエコーの写真を見せてもらった。そこには可愛らしい表情が写っていた。

ちなみに、産婦人科でのエコー検査は異常なし。所見(見た目)での異常は見当たらなかった、とのこと。

不安な気持ちのまま、夫の実家へ帰省

「こんなタイミングで行きたくないよ……」

そんな気持ちもあったが、僕の実家に帰省する予定が入っていた。実家は遠方なので、飛行機に乗っての帰省だ。

どうしてもこの日で無いといけない理由があったので決行した。

  • 息子の嫁が妊娠中
  • お腹の赤ちゃんが重度の障害を負っている可能性が高い
  • 数日後に検査結果がでる
  • 数週間後に中絶するかもしれない

僕の両親も気まずかっただろう。お互いそのことには、あまり言及しなかった。

また、この帰省に合わせて、妻の旧友が遊びにきてくれた。妻の地元の同級生で、妻のことを気づかってきてくれたようだ。しかし、その彼女も実は大きな問題を抱えている最中なのだ。しかしそんなことをお構いなしに、元気いっぱいに接してくれる。

とても良い友人だ。
かけがえのない妻の友人だ。

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このブログは「40歳の妻」と「43歳の夫」が直面した実話を綴っています。妻が妊娠10週目に染色体を調べる新型出生前診断(NIPT)という検査を受け、お腹の赤ちゃんが18トミソリーという非常に重い先天性疾患であると告げらるのです___。 近年日本では、晩婚化にともない高齢出産が増加しています。先天性疾患の原因となる染色体異常は、妊婦が高齢になるほど急激に高くなるという統計があります。おそよ35歳から急カーブを描くように。おなじようなことで苦悩するご夫婦が増えて行くかもしれないと思い、私たちが経験したことを記することにしました。 【免責事項】記事内では実在する病院が登場しますが、当サイト運営者の記憶を頼りに日記として書いていますので、必ずしも正しいとは限りません。可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、誤情報が入り込んだり、情報が古くなっていることもございます。当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

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