妊娠13週、絨毛検査は痛かった。NIPTの結果が間違っている可能性5%にかける望み

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【第13話】只今、妊娠13週3日(妊娠4ヶ月目)

いよいよ絨毛検査を受ける日がやってきた。

新型出生前診断(NIPT)が陰性(異常なし)の確率は99.9%以上と限りなく100%に近いが、陽性(異常あり)はおよそ95%と少し低い。「95%だったら確実じゃないか」と、以前の僕たちであれば思っていただろう。しかし、18トリソミーになる確率の方がもっと低い。

今、僕たち夫婦は「NIPTの検査結果が間違っている可能性が5%もある!」と、それに望みをかけていた。

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絨毛検査は、子宮から個体を採取。太い注射で痛い

絨毛検査(読み方:じゅうもうけんさ)は、羊水検査に比べて痛みがある、と事前の勉強会で聞いている。羊水検査は液体だが、絨毛検査は固体を採取するため、太い針の注射をお腹から子宮に向けて刺すからだ。

妻の体調を心配し、僕も一緒に昭和大学病院へと向かった。

この日は、いつもの遺伝カウンセラーの肩書きを持つ女性医師ではなく、絨毛検査をする別の医師だった。

別棟の検査室があるフロアへと僕たちは移動した。そこは産婦人科の入院フロアらしく、一般の妊婦や新生児を見かけた。夫婦で生まれたての赤ちゃんを抱いて嬉しそうにしている人たちを眺めながら、複雑な気持ちになった。いいなぁ……という気持ちと、僕たちの息子くんが生まれた時の思い出が入り混じっているような感覚だ。

しばらくすると妻が呼ばれた。
僕は同席できないらしく、妻一人で検査へ向かう。

「がんばってな」
「うん」

検査は結構時間がかかった。僕は待合室で缶コーヒーを買い、持ってきていたノートバソコンで仕事を少し片付けた。

しばらくすると、看護師と一緒にふらふらと妻が現れた。

「ちょっと痛かった……」

妻は、高熱が出たり、怪我をしても、いつもはあまり辛い姿をみせない。その妻が痛いというのだから、かなり痛かったのだろう。妻のようすに注意しながら、看護師に連れられて別室へと向かった。

妻は、意識が朦朧としているように見える。

先に聞いていたとおり、検査後30分の休憩をするように言われ個室を与えられた。妻は小さなベッドに横たわり、うなだれている。「どうだった?」と聞くと、「粛々と検査が行われたよ」とのこと。

口数は少なく、僕たちは30分経つのを待った。

看護師が「どうですか? 大丈夫でしたら、もう帰宅してもいいですよ」とのこと。妻はベッドを降りるとき、「いてて……」と思わず発した。そして20メートルほど歩いたところで、「ダメ、痛い」と言い辛そうな顔に。

僕は看護師を探して声をかけ、もう一度個室で休ませてもらうことにした。20〜30分横になると楽になったようなので、「もう大丈夫です」と看護師に声をかけ、病院を後にした。

NIPT後の確定検査、絨毛検査の費用はなし

この日の会計はなし。先に説明を受けていた通り、新型出生前診断(NIPT)で異常がみつかったときの確定検査の費用は病院が負担してくれることになっている。

病院の前にいるタクシーに乗り込み、この日は帰宅した。そして僕は、保育園へ息子くんをお迎えに。

検査結果は2週間後、病院で聞くことになっている。

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このブログは「40歳の妻」と「43歳の夫」が直面した実話を綴っています。妻が妊娠10週目に染色体を調べる新型出生前診断(NIPT)という検査を受け、お腹の赤ちゃんが18トミソリーという非常に重い先天性疾患であると告げらるのです___。 近年日本では、晩婚化にともない高齢出産が増加しています。先天性疾患の原因となる染色体異常は、妊婦が高齢になるほど急激に高くなるという統計があります。おそよ35歳から急カーブを描くように。おなじようなことで苦悩するご夫婦が増えて行くかもしれないと思い、私たちが経験したことを記することにしました。 【免責事項】記事内では実在する病院が登場しますが、当サイト運営者の記憶を頼りに日記として書いていますので、必ずしも正しいとは限りません。可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、誤情報が入り込んだり、情報が古くなっていることもございます。当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

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