【第2話】只今、妊娠3週2日(妊娠1ヶ月目)
妊娠検査薬で陽性(妊娠しています)と判定が出た翌日、妻は会社に「半休します」と連絡し、産婦人科へ検査を受けに行った。妊娠超初期での検査薬だったため、それが事実がどうかを確認するためだ。
そこまで慌てなくても良いと思うのだけど、妻は妊娠がとても嬉しそうだ。
そうそう、僕たちは今回、二人目の妊娠。
すでに2歳になる男の子がいる。
妻が37歳、僕が40歳のときに生まれた長男だ。
高齢出産にも関わらず、元気な赤ちゃんが生まれたことはとてもありがたいこと。そんな僕たちが二人目を望むのは贅沢なんだけど、夫婦共に「やっぱり兄弟は欲しいよね」と意見が一致した。
二人目が欲しくなった理由は、将来兄弟がいた方が心強いだとか、息子の育児を経験して子供の可愛さを知ったとか、まわりに影響されたとか、いろいろ。ただ、二人目が欲しい熱は、どうも妻の方が強いようだ。
だからこそ、妊娠検査薬の説明書に書かれているよりも1週間早く検査をしたり、喜び勇んで病院へ行ったりしているのだ。
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超音波検査で赤ちゃん映らず。白いモヤのみ
月曜日の朝9時45分、産婦人科にいる妻からiPhoneにメッセージが届いた。
「まだ4週目くらいで、超音波検査では赤ちゃんの姿は映りませんでした。この白いモヤがおそらくそうなんだろね、って感じ。でも、妊娠は妊娠で確定でした!」
うおお、本当に二人目が妊娠した!
妊活を始めて半年以上たっていたので、僕は半ば諦めていたのだ。やっぱり高齢だもんな、一人授かっただけでもありがたい、と。
ちなみに、今回の医療費は2万数千円。
妊娠・出産にかかる医療は健康保険適応外。病気ではないので医療費は100%実費で支払わないといけないのだ。しかも母子手帳はまだもらっていないので、割引チケットも適応外。
政府は少子化対策に熱心なふりをしているけど、こういった医療費負担が若い夫婦(僕たちは高齢だけど)の経済状況を圧迫しているよなぁ、とつくづく思う。